施設のご案内
船明ダム
(map:A)
ダムは「堰堤(えんてい)」を英訳したもので、治水、利水、治山、砂防などを目的として、川や谷を横断もしくは窪地を包囲するなどして作られる土木構造物です。寺谷用水の取水口である「船明ダム」は天竜川に作られた長さ220m、高さ24.5mのコンクリートダムで、農業用水のほかに私たちの生活に必要な発電や上水道、そして工業用水にも利用されています。
目 的:かんがい・発電・上水・工水
総貯水量:10,900,000㎥
発 電:最大出力 32,000kw
農業用水:最大37.977㎥/s
上 水:最大2.503㎥/s
工 水:最大0.932㎥/s
主な分水工
分水工は文字どおり幹線水路の水を支線水路に分ける施設のことです。水量を公平に分けることができるよう科学的に算出して断面を決めています。また、分水工には水門ゲートが設けられており、ゲートの開閉によって水の量を細かく調整できるため、水を無駄なく使うことができます。
神増分水工(map:B)
高木分水工(map:C)
前野分水工(map:D)
尼ヶ崎西分水工(map:E)
尼ヶ崎東・一色分水工(map:F)
水管理システム
寺谷用水の管理区域は磐田市の南北約20km、東西約6kmの広大な範囲であり、以前は地区ごとの用水量を把握することは、時間もかかり非常に難しいことでした。しかし、技術の進歩により場所が離れている分水工やポンプ場の水量を観測し、その情報を管理者に伝送するシステム「水管理システム」が開発されたことで容易になりました。
当土地改良区は平成6年度にシステムを導入し、計画的に更新しています。現在21箇所の分水工、ポンプ場の水量が寺谷コントロールセンターで集中管理されています。
寺谷コントロールセンター
水管理システム 操作卓
パイプライン
「パイプライン」は「管の用水路」の意味で、今まで開水路だった用水路を管(パイプ)に切り替えた施設です。
今までは通水時期に合わせて地域ごと一斉に耕作をするしかありませんでしたが、給水栓を捻れば簡単に水が取れるようになり、きめ細かな水の運用ができるようになりました。また無駄な水を流す必要がなくなるため、水の節約にもつながります。
宮之一色ポンプ場
ぼう僧東ポンプ場
ぼう僧西ポンプ場
前野・草崎ポンプ場
尼ヶ崎南ポンプ場
小島ポンプ場
福田大原ポンプ場
下野部ポンプ場
竜洋畑かんポンプ場
ポンプ場内部
給水栓
Social Contact